FC2ブログ

タオルミーナへ パート1




(4月18日)

Nさんのブログで読んではいたが、自分の目で確認したくて天気予報を見てみた。ホントだ!イタリアでは「お天気お姉さん」ではなくこんなイカメシイおじさんがお天気を教えてくれるんだ。男性視聴者はガッカリ、かな。いや、いつもこうなのだったら別に不思議とも思わないのかも。

とにかく朝9時に部屋の電話が鳴った。Nさんが到着したことを告げる受付からの電話だとばかり思って「プロント?」と出ると、なんともう彼女の元気な日本語が聞こえて来た。ニコニコと明るくフレンドリーな彼女と対面。Rと三人でブレックファストルームの横に落ち着く。ブログそのまま、Nさんの話はめちゃ面白く爆笑の連続だった。しかし明るい彼女だからやっていけるのだろうが、シチリアに住むというのは並大抵のことではないだろう。私はすぐにシドニーについてなんのかんのと文句を言うが、考えてみればどこのスーパーでもアジア食品店でも基本的な日本食は手に入るし、日本食レストランも数えきれないほどある。紀伊国屋書店、古本屋、日本人経営の美容院、子供の進学塾まで殆どなんでも揃っていて、もし日本語だけ話して日本人とだけつきあって暮らしたいというのならそれが可能な世界である。そんなシドニーと比べたらカターニアで頑張るのは精神的にもかなりきついのではなかろうか。シチリアは失業率が高く、そんな状況の下お金儲けをしている中国系は冷たい目で見られることもあるそうだ。Nさんもたまに中国系と誤解されて嫌な目にあったりすると言う。それでも笑い飛ばす余裕でエネルギッシュに暮らしているNさんに私は深い尊敬の念を抱いた。

たった三日間のカターニア滞在なので三日とも町でブラブラするつもりでいた私にNさんは「それじゃあ勿体ないから一日くらいちょっと遠出をしたらどうですか。」と提案してくれた。タオルミーナならバスで一時間で着くと言う。すごく眺めが良くて、細い道が沢山あって…彼女の説明を聞いているうちに段々行きたくなってきた。「バスは十一時ごろに駅前から出るはずですよ。でも一応フロントで確認してから行くといいですよ。」

Nさんと別れてからその提案に従った。フロントに聞くと「バスは十時四十五分発」という。そのタオルミーナ行きのバスに乗る前に、駅行きのバスも見つけなくてはならない。私達はちょっと早めにホテルを出ることにした。

前回もそうだったが、イタリアでは来たバスに飛び乗るということができない仕組みだ。まずは近くのお店で切符を買っておかなくてはいけない。駅行きのバスが走っているのを見つけてから、バス停の近くのお店に入って「切符下さい」と言ってみた。「バスの切符?」それならあの店だよ」と指差され、今度はそっちに行ってみる。「切符?うちはないよ。それなら隣の隣。」あ~。通常はTabaccheria(タバコ屋)で売っているとは承知なのだが、けっこう見分けるのが難しい。イタリア人だとすぐわかるのかなー。DNAに備わってるんだろうか。

やっと切符を買って駅行きのバスに乗ることができた。この切符を今度は機械に入れて刻印しなくてはいけないはずだが、どうも誰もやってないようなのでやめておいた。駅で降りると今度はタオルミーナ行きのバスチケット売り場を探し、数人に聞いて回る。「あー、それならあのビルさ。」えーーーけっこう遠い。[

渋滞する道を命がけで渡ってなんとか売り場を発見。チケットをゲットした。? 次はバス乗り場を探す。幸い「タオルミーナ行き」と書いた看板は一つだけだった。その停留所には若いお兄さんとお姉さんがちょっと離れて座っていたのだが、二人ともタバコをぷかぷか吸っているので、嫌煙家の私達は他の所に立って待つしかなかった。が、念のため、お兄さんのほうに「タオルミーナはここでいいんですか」と聞くと、横で携帯で話していたお姉さんのほうが(まだ携帯の会話の途中なのに!)「そうよ。ここよ。バスは11時に来るわ。」と教えてくれた。なーんだ、やっぱり11時か。Nさんの言った通り。フロント係、しっかりして欲しい。10

まだ随分待たなくてはいけなかった。私達の隣には中近東系の若者二人が大きな荷物を横に置き、談笑していた。が、しばらくして…Rが「おい、さっきのあの二人、どこ行ったんだ?」と言う。「さっきの二人って?」「ここにいた男二人だよ。なぜか、荷物だけあるんだよ、ここに…。」「ふーん。コーヒーでも飲みに行ったんじゃない?」「でも荷物置いていく?普通?イタリアで?」「重いから平気だと思ったんじゃない?」「さっきこれを括ってたのは見たんだけど…怪しいぞ、これは。」「何が?」「爆弾かもしれん」?バ、ク、ダ、ン????IHしかしなー、来るかなー、テロリストが、カターニアの長距離バス乗り場に…。やっぱりテロリストだったらニューヨークの超高層ビルやロンドンの市内バスをドカーンとやってこそ勲章になるというものだろう。しかしRは真面目だ。今まで「まさか」というような事故をけっこう目撃してきているので「何事もあり得る」という人生哲学(?)を持っているのだ。

「ここから離れたほうがいい!!さあ!はやく!!」えええ~っ。? 一応指示に従ったものの、もうすぐタオルミーナ行きのバスが来るはずである。これを逃したら次は何時なのか見当もつかない。やはり私の現実的な論理が勝った。「ねえ、戻ろうよ~。バス出ちゃうよ~!!」渋々Rも引き返した。例の若者二人はやはり消えたままだ。

バスは乗るとすぐ、定刻通りに発車した。あーやれやれ。角を曲がった時にはRもため息をついた。よかった。これだけ離れればたとえ今ドカーンといったって…と言っていると…なんとバスはくるりともう一度角を曲がり、さっき出たばかりのもとのバス停の前に来ているのであった…。G??

(果たしてカターニアのバス乗り場で爆弾事件は起こるか!?明日に続く…)

イタリア語学習書籍がいっぱい!プリマベーラのイタリアン・ショップへはここをクリック!

アンドレアグッズならここ!プリマベーラのボチェッリ・ショップ

イタリア語プライベートレッスン72回コース 

ランキングに参加しています。 Clicca qui! ここをクリックして応援してね

人気blogランキングへ

FC2 Blog Ranking
にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村 外国語ブログへ

にほんブログ村 クラシックブログへ


アンドレアの歌の歌詞をお探しの方は、リンクに歌詞サイトが入っています。(英語サイト)

4 Comments

Setsuko  

荷物だけ置いていったんですか。何だか不安ですよね。私は、一応あたりを見回して、しっかり自分の荷物を見張っていると言う状態ですから、荷物を置いてその場を離れてしまうと言う事は考えられないです。そんなに悪い人ばかりではないでしょうが、一応は用心してます。なのにバスがユーターンしちゃったんですか、怖~い、その荷物!

2007/05/01 (Tue) 09:23 | REPLY |   

primavera  

私達も空港でスーツケースを待つ時は、左右に別れて「見張って」ました。誰かにスッと持って行かれそうで…。この不安がイタリア旅行の欠点ですが…。

2007/05/01 (Tue) 11:34 | REPLY |   

Motoko  

タオルミーナですか。今やっと、タオルミーナというところが、シチリアの、カターニャの近くに位置するんだと頭の中でつながりました(^^ゞ

アンドレア、遺跡でコンサートやりましたよね。ソプラノが4人で・・・(*^_^*)

http://www.bocelli.de/en/live/concert2005_8.htm

2007/05/01 (Tue) 16:47 | EDIT | REPLY |   

primavera  

私もどのくらい遠いのか全く知りませんでした。でもカターニアからはけっこうこういう日帰りで楽しめるスポットが多いみたいです。(慣れない「ガイジン」が行くと、着くまでに色々苦労しますが…^^;)

2007/05/01 (Tue) 21:26 | REPLY |   

Post a comment